魔法少女なんとかマツリン
まいどーアールグレイです。
コミュキャラの箱で桐生茉莉のセリフをみんなから募集するというイベントがありました。その中で魔法少女にヘンシーンみたいなのがあり、ちょっと小話を思いついたので書いてみます。犬の名前とか、多少のネタバレは御容赦あれ。
皆さん、ごきげんよう。わたくし桐生茉莉と申します。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の、ちっともフツーじゃない高校二年生ですわ。それに、なんと申しましても家は超お金持ちでして、そのせいか周りの庶民はわたくしに心を開いてくれませんの。
わたくしの唯一の理解者は愛犬のリッターですわ。でも最近歳のせいか元気がありませんの。心配なので毎晩寝る前、犬舎に様子を見に行く事にしています。それで昨晩リッターにおやすみを言いに行くと不思議な事がありましたの。
茉莉ちゃん
・・・?
茉莉ちゃんってば
・・・誰?
僕だよ、僕
何処にいますの!不法侵入で訴えますわよ!
目の前にいるじゃないか
目の前って、わたくしの前にはリッターしか
だから僕だよ、リッターだよ
そ、そんな、リッターが人間の言葉を喋れるはずありませんわ。
君の脳に直接語りかけてるんだ。
そんな妄想めいた事を言うのは、藤島拓!あなたですわね。出てらっしゃい!こんな手の込んだイタズラを。いつの間にリッターを手懐けたんですの?
リッターもリッターですわ、あんないかれた男のイタズラに協力するなんて。
ちがうんだ茉莉ちゃん、僕の話を聞いて。実は僕、魔法の国から出向してきた魔法少女サポーターなんだ。
本当は7年前君に魔法少女になってもらう予定だったんだけど、魔法の国の財政難で魔法少女育成予算が削られ計画は中止に、僕は人間界に置いてきぼり。ひどい話だろ。
でももう大丈夫、予算をゴリ押しで通したからね。そこで君に頼みたい、魔法少女になって!
はあ?
君が戸惑うのも無理ないけど、説得してる時間はないんだ、僕は人間で言うともう60歳、定年だ。魔法の国へ帰らなきゃ。あとは息子のデシリッターに任せてあるから、じゃよろしくー。
それだけ言ってリッターは突然現れた光の輪の中へ消えて行きましたの。
魔法少女ってなんですの!全然訳がわかりませんわ!
息子のデシリッター?いつの間に息子を作っていたんですの!相手は誰?わたくしにもふもふさせておきながら、他所の雌犬と、あんなことや、こんなことをしていたんですのねーー、あのケダモノ!ド畜生ワン公!許せませんわ!きぃぃーーーっつ。
そういうことがありまして、昨晩は腹が立って眠れませんでしたの。そして今朝息子のデシリッターとやらが来ましたわ。見た目はかわいらしい子犬なんですが、昨日の今日ですし、まだもふもふする気にはなれません。
それにこの子ったら、絶えずわたくしに纏わり付いて、魔法少女になれなれって脳に直接語りかけてくるんですの。わたくしノイローゼになりそう。
小学生の頃なるはずだった魔法少女に高校生の今なれと言われましてもねえ。コスチュームのサイズとか大丈夫なのかしら?
小さすぎて入らなかったら、わたくし一体どうすればよいのでしょう?そんな所をあの藤島拓に見られでもしたら・・・またおかしな妄想をメールに書いて送ってきますわ。
大体魔法少女になって何をしろと?わたくし財政難など救えませんわよ。
誰にも相談できないこの悩み、いったいどうすれば・・・・・・
つづかん
※本稿はコミュキャラの箱内のコンテンツ「近くて遠いリーベ」の二次著作です。公式設定とは何ら関係ありません。
両方好きやで、むーちゃんも、まつりんもな。 あと、ミクたんも巡りーねさんも。

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